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百日咳の報告数、2週連続で最多更新の2,660人
医療・看護
2025年06月03日 13:30
前週比15.7%増 JIHS公表
国立健康危機管理研究機構(JIHS)が3日公表したデータによると、全国の医療機関から第21週(5月19-25日)に報告された百日咳の患者数は、前週比15.7%増の2,660人で、全数把握を開始した2018年以降、1週間の報告としての最多を2週連続で更新した。
前週の第20週(5月12-18日)は2,299人だった。第21週を都道府県ごとに見ると、新潟の148人が最も多く、以下は兵庫(139人)、東京(128人)、福岡(120人)などの順となっている。
一般的な風邪症状を含む急性呼吸器感染症(ARI)の報告数は前週比4.9%減の22万611人、定点当たり報告数は4.9%減の57.29人だった。いずれも2週ぶりの減少。
報告数が最も多かったのは東京の2万2,206人で、以下は神奈川(1万5,760人)、埼玉(1万3,054人)、千葉(1万1,626人)。定点当たり報告数は岩手の94.62人を筆頭に、栃木(86.87人)、宮城(82.98人)、山形(77.84人)と続いた。
【記事提供:株式会社CBホールディングス(CBnews)】
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