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アルツハイマー病など原因物質の無毒化を実証

東大大学院などの研究グループ

 東京大大学院などの研究グループは7日、アルツハイマー病やパーキンソン病などさまざま病気をもたらす異常タンパク質・アミロイドの無毒化の実証に成功したことを明らかにした。開発した触媒に光と酸素を用いた化学反応を利用した。

 アミロイドは体内で分解されにくく、組織や臓器に沈着することで臓器の機能障害を引き起こし、アルツハイマー病やパーキンソン病などにもかかわる。特に80歳以上の高齢者の約4人に1人に影響を及ぼすと言われている。アミロイドによる現在の治療法の多くは病気の進行を止めることが中心で、アミロイドの毒性を消すことができなかった。

 東京大大学院薬学系研究科有機合成化学教室の金井求教授らの研究グループでは、線虫を用いた実験を実施。開発した触媒に生体透過性の高い橙色光を照射し、酸素を反応させることにより、線虫の体内のアミロイドを無毒化することができた。

 研究グループではアミロイドが原因となる病気の末期患者や診断・治療が遅れてしまった症例に対しても、新たな治療選択肢になると期待を寄せている。

【記事提供:株式会社CBホールディングス(CBnews)】
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