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【感染症情報】感染性胃腸炎が2週連続で増加

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎も

 国立感染症研究所がまとめた10月24日から30日までの1週間(第43週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、速報値)によると、感染性胃腸炎とA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の患者報告数が2週連続で増加した。手足口病は7週連続で減少。ヘルパンギーナとRSウイルス感染症も減った。

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比6.3%増の2.37人。過去10年の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、大分(6.09人)、福井(4.22人)、愛媛(4.14人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比5.1%減の0.94人。定点当たりの報告数に変更された2018年以降の同期と比べて最も多い。都道府県別の上位3位は、山形(4.72人)、徳島(3.96人)、高知(3.44人)。

〔手足口病〕報告数は前週比20.1%減の0.92人。過去10年の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、愛媛(2.89人)、大分(1.75人)、熊本(1.72人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比7.1%増の0.45人。過去10年同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鳥取(2.68人)、長崎(2.57人)、新潟(1.21人)。

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比約27.3%減の0.24人。過去10年の平均より少ない。都道府県別の上位3位は、福岡(1.08人)、熊本(0.98人)、大分(0.78人)。

【執筆提供:株式会社CBホールディングス(CBnews)】
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