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カルシウム拮抗薬2剤の禁忌から妊婦など削除へ

薬食審安全対策調査会が使用上の注意改訂案を了承

 薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会が22日開かれ、カルシウム拮抗薬のアムロジピンベシル酸塩(商品名アムロジン錠2.5mgなど)とニフェジピン(同セパミットRカプセル10など)に関する「使用上の注意」(添付文書)の改訂案を了承した。

 アムロジピンベシル酸塩については、添付文書の禁忌から「妊婦又は妊娠している可能性のある女性」を削除し、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合は、「妊婦又は妊娠している可能性のある女性」に投与できるようにする。

 ニフェジピンについても、添付文書の禁忌から「妊婦(妊娠20週未満)又は妊娠している可能性のある婦人」を削除し、同様に「妊婦又は妊娠している可能性のある女性」に投与できるようにする。

 アムロジピンベシル酸塩の調査結果・対応方針では、国内外のガイドラインでアムロジピンの妊婦への使用に関して安全性上の懸念を示す特段の記載は確認できなかったことなどを説明。ニフェジピンについても、国内外のガイドラインで妊娠初期を含めた妊娠中の降圧薬の第1選択薬や第2選択薬として推奨されていることなどを挙げている。

【執筆提供:株式会社CBホールディングス(CBnews)】
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