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【感染症情報】感染性胃腸炎が2週連続で増加

RSウイルス感染症が増加に転じる

 国立感染症研究所がまとめた5日から11日までの1週間(第49週)の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3,000カ所、速報値)によると、感染性胃腸炎の患者報告数が2週連続で増加した。6週連続で減少していたRSウイルス感染症は増加に転じた。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は横ばい。手足口病は13週連続で減少した。

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比15.2%増の4.38人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、福井(10.39人)、埼玉(9.25人)、大分(8.11人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比8%増の0.54人。定点当たりの報告数に変更された2018年以降の同期と比べて最も多い。都道府県別の上位3位は、福井(2.61人)、福島(2.5人)、山形(1.72人)

〔手足口病〕報告数は前週比4.7%減の0.41人。過去10年の同期の平均よりも少ない。都道府県別の上位3位は、佐賀(1.65人)、和歌山(1.27人)、熊本(1.26人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週と同じ0.37人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、長崎(1.86人)、福岡(1.48人)、新潟(0.95人)。

【執筆提供:株式会社CBホールディングス(CBnews)】
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