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分娩時に適切な抗菌薬を安全に使用可能に

成育医療研究センターが発表

 国立成育医療研究センターは、同アレルギーセンター平井聖子医師らが、分娩時の適正な抗菌薬使用を推進するため、妊婦に対する抗菌薬アレルギー評価の有用性についての研究を国内で初めて報告したと発表した。

 2021年10から22年7月まで同センターのアレルギーセンターに紹介された抗菌薬アレルギー(疑いを含む)の妊婦24人を対象に問診や皮膚テストを実施。その結果をもとに、第1選択薬の中から適切な抗菌薬を提案したところ、分娩時などに抗菌薬が必要だった妊婦21人全員がアレルギー反応を起こさず、安全に抗菌薬を使用できた。

 これまで妊娠中に抗菌薬アレルギーの自己申告があった場合、抗菌薬アレルギー評価を行わないまま、他系統の抗菌薬が使用されており、治療・予防効果の低減につながることが懸念されていた。このことから今回の研究結果は、「日本における妊婦に対する適正な抗菌薬使用の推進につながる」としている。

 この研究報告は、日本アレルギー学会和文誌「アレルギー」に掲載された。

【執筆提供:株式会社CBホールディングス(CBnews)】
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